渡部龍一(わたなべりゅういち)
2016年からソフトウェアエンジニアをやっています。キャリアの初期はLinux向けのファイルシステム開発プロジエクトにLinuxエンジニアとして携わり、クォータ機能の実装やパフォーマンス測定ツールの実装を主に担当していました。その後、インフラエンジニアとしてWebニュースサイトの運用や、ECサイト作成支援サービスでSREとして活動しました。現在は株式会社IVRyで対話型音声AI SaaSのSREとして日々活動しています。特に障害対応やEOL対応に強みを持っています。
連絡はXのDMか「ryucrosskey@gmail.com」までお願いします。
SRE
サービスの可用性と信頼性を向上させるために、SLI/SLOを設定し、エラーバジェットを運用することで、開発速度と信頼性のバランスを取ることができます。具体的には、目標達成のためにSLO違反時の改善策を策定し、サービスの健全性を維持するためのアクションをリードできます。また、大規模組織へのSREの導入をロードマップ策定から行うことができます。
システムパフォーマンスの最適化
Linux環境でのシステム全体のパフォーマンスを監視し、MySQLやNginxなどのパフォーマンスボトルネックを特定し、改善策を実施できます。例えば、MySQLのインデックス最適化やクエリチューニングを行い、Nginxの設定変更によりトラフィックの処理速度を向上させることができます。
インシデント管理
インシデントが発生した際には、迅速に原因を特定し、根本原因分析を実施して復旧作業をリードできます。その後、再発防止策を策定し、チームと共に改善活動を行うことで、同様のインシデントの発生頻度を減らすことができます。過去には、サーバダウンやデータベース障害の際に、迅速に回復手順を実行し、サービスを通常通りに戻すことができました。
インフラ自動化
TerraformやAnsibleを使用して、インフラの構成管理と自動化を進めることができます。これにより、手動作業の削減や設定ミスを防ぎ、運用の効率化を実現できます。例えば、AWSやGCPのリソースの管理をコードとして定義し、再現性の高い環境を自動で構築することができます。
チームリーダーシップ & メンタリング
チームメンバーへのOJTを通じて、技術的なスキル向上をサポートし、チーム全体のパフォーマンス向上を図ることができます。具体的には、定期的な技術レビューやコーディングのベストプラクティスを共有し、チームメンバーの成長を促進できます。また、スクラムマスターとしてアジャイル開発手法を導入し、スプリントごとにチームの成果を評価し改善策を講じることができます。
可観測性
システムのメトリクスを収集し、監視ツール(Grafana、Prometheus、Datadogなど)を使用してパフォーマンスの問題を早期に検出し、迅速に対応する体制を構築できます。具体的には、独自の監視ツールを開発して、システムの各コンポーネントのヘルスチェックやパフォーマンス指標をリアルタイムで監視し、サービスの安定稼働を支援します。
バックエンド開発
Pythonを使用したバックエンド開発を担当し、RESTful APIやGraphQL APIの設計・実装を行い、マイクロサービスアーキテクチャを導入することで、サービスのスケーラビリティとパフォーマンスを最適化できます。具体的には、アプリケーションのボトルネックを特定してコードの最適化を行い、APIレスポンス時間を短縮したり、キャッシュ機構を導入してシステムの負荷を軽減することができます。また、データベースクエリの最適化や、キャッシュ戦略の導入により、システム全体のレスポンス速度を向上させることができます。
種類 | 技術 |
---|---|
言語 | Go, Python, Perl, C, ShellScript |
DB | PostgreSQL, MySQL, DynamoDB, Redis, memcached |
検索エンジン | Elasticsearch, Apache Sorl |
クラウド | AWS, Google Cloud, Azure, Heroku |
コンテナ | Kubernetes, EKS, ECS |
CI/CD | GitHub Actions, Jenkins, CircleCI, ArgoCD |
オブザーバビリティ | Datadog, Prometheus, Grafana, Mackerel, Sentry |
IaC | Terraform, Ansible, Cloud Formation, Puppet |
その他 | Slack, Notion |
- 職種
- SRE
- プロジェクト
- 対話型音声AI SaaSの開発
- 実績
- SREプラクティスの推進
- オブザーバビリティ基盤の実装と運用
- 職種
- バックエンドエンジニア/インフラエンジニア
- プロジェクト
- AI Agentを用いた営業支援SaaSの開発
- 実績
- PoC版のリリースおよび有償β版の開発、正式リリースに向けた開発を実施
- バックエンドの主要機能を設計~テストまでを担当
- インフラエンジニアとしてインフラ面でのテックリードも担当
- 職種
- SRE
- プロジェクト
- ネットショップ作成サービスの開発・運用
- 実績
- SREプラクティスの推進
- オブザーバビリティ基盤の実装と運用
- SREチームのリーダーとしてのチームビルディング
- MySQLのパフォーマンス改善
- メールサーバ・DNSサーバ・FTPサーバの運用
- 職種
- バックエンドエンジニア/インフラエンジニア
- プロジェクト
- 月間約6億PVのニュースポータルサイトの開発
- 実績
- 100台以上の物理サーバ->プライベートクラウドへのマイグレーション
- CI/CD基盤の構築・運用
- Prometheus/Grafanaを用いたオブザーバビリティ基盤の実装と運用
- 手動運用の自動化ツールの実装
- 職種
- Linuxエンジニア
- プロジェクト
- Linux用ファイルシステムの開発
- 実績
- XFSベースのファイルシステムにおいて、ディスク使用量の制限と管理を行うクォータ機能を設計・実装
- ユーザーおよびグループごとのディスク容量の管理を可能にし、ファイルシステムのパフォーマンスを損なうことなく効率的なリソース配分を実現
- クォータの設定、チェック、制限解除のためのインターフェースを提供し、管理者が柔軟にディスク使用制限を管理できるようにした
- システムの負荷軽減を考慮した最適化を行い、大規模な環境でも安定して動作するようにパフォーマンスチューニングを実施
- クォータのメタデータ性能測定ツールの実装
- 登壇歴
- SRE NEXT 2025
- Open Source Conference 2025 Tokyo/Spring
- @IT 運用管理セミナー 2024夏(基調講演として登壇)
- YAPC::Hakodate 2024
- YAPC::Hiroshima 2024
- YAPC::Kyoto 2023
- Go Conference 2023
- CI/CD Conference 2023
- Cloud Operator Days Tokyo 2022
- CloudNative Days Tokyo 2022
- July Tech Festa 2021
- 書籍(商業誌)
- 書籍(同人誌)
- 書籍レビュー
- 寄稿
- ブログ
- 【Linux】100万ファイルくらいあるディレクトリのファイルのリストを高速に表示したい
- 【Linux】Socket MigrationとWebSocketを使ったデプロイ戦略
- 【Linux】SO_REUSEPORTに入門してGracefulなrestartを目指す
- 【MySQL】ギャップロックの次のレコードロックをMySQL 8.0から取らなくなった?
- 【MySQL】trx_sys->mutexは人気のmutex
- 【MySQL】MySQLで使用しているメモリが徐々に増え続けているので調べたメモ
- 【Nginx】ソケットのキューのサイズを出力するMackerelプラグインを書いた
- 【Nginx】epollとaccept thundering herdの話
- 【Ruby】LinuxとRubyとCoW
- 【WASM】WebAssemblyに再入門してみた
- ryuichi1208/mackerel-plugin-axslog-light
- ryuichi1208/mackerel-errorbudget-calculator
- ryuichi1208/mackerel-plugin-sslhandshake-time
- ryuichi1208/tde
- pepabo/oyaki
- rRateLimit/gorl
学ぶこと・課題を解決することが好きです
私は新しいことを学ぶことが好きです。業務では自分が知らない技術や領域について学び続け現状の課題を解決していくことに加え常により良い方法を追求しています。プライベートでは技術書を読むことが好きで年間60冊以上を読み得られた知見を業務や趣味のプログラミングに活かしたりしています。
周りを巻き込んで施策を進めることができます
私は自分のやりたいことを周りを巻き込んで進めることができます。SREとしてSLI/SLOを導入する際はエンジニアだけではなくビジネス層のメンバーにも前提条件や背景事情を把握し相手に合わせたコミュニケーションをとることができます。導入によるメリット/デメリットの共有や合意点についての認識合わせなどを丁寧に行い進めてきました。
アウトプットをすることが好きです
私は「情報はアウトプットしている人の元へ集まる」を信じています。年間100記事以上の技術ブログの執筆や勉強会/カンファレンスへの登壇などを通して学びや考えをアウトプットし続けています。これらの活動は私にとって自己成長の源泉でもあります。新しい技術やアイデアに触れることで、自分の技術的な視野を広げ、より創造的で効果的なソリューションを提案する能力を磨いています。さらに、これらの経験は私がチームやプロジェクトに新たな視点をもたらし、新たな視点、アプローチを推進することに貢献しています。
- SRE NEXT 2026 コアスタッフ
- SRE NEXT 2025 コアスタッフ Co-Chair
- SRE NEXT 2024 コアスタッフ
- SRE NEXT 2023 コアスタッフ
- SRE NEXT 2022 コアスタッフ
- 仙台Python勉強会 organizer
- Sendai.vim organizer
- 基本情報技術者試験/応用情報技術者試験
- LPIC(300/303/304)
- CCENT/CCNA
- AWS(CLP/SAA/SOA/DVA/DBS)
- CKA/CKAD
- Python3エンジニア(認定基礎/認定データ分析)
- OSS-DB Silver
- UMTP-L2
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