KEDA動作確認用アプリケーション

KEDAの動作確認用サンプルアプリケーションになります。

なお、本サンプルアプリケーションはAWS上での動作を前提としています。

1. AWSリソースの準備

1.1 ECR

管理コンソールよりサンプルアプリケーション用のECRリポジトリを作成します。（リポジトリ名：demo-keda）

1.2 SQS

管理コンソールよりサンプルアプリケーション用のSQSを作成します。（キュー名：demo-keda-queue）

2. KEDAの導入

nautible-pluginのpod-autoscalerを参考にKEDAをクラスタに導入します。

3. サンプルアプリケーションの準備

サンプルアプリケーションのコンテナイメージを準備します。

3.1 サンプルアプリケーションのビルド

cd pod-autoscaler/sample
docker build -t demo-keda:latest .
docker tag demo-keda:latest <レジストリ名>/demo-keda:latest

3.2 サンプルアプリケーションのプッシュ（ECR利用時の手順）

ECRへログイン

aws ecr get-login-password --region ap-northeast-1 | docker login --username AWS --password-stdin <レジストリ名>

ECRへイメージをプッシュ

docker push <レジストリ名>/demo-keda:latest

4. サンプルアプリケーションの導入

環境ごとの設定をマニフェストに設定し、反映します。

4.1 マニフェストに環境ごとの設定値を定義

イメージの指定及び環境変数（ACCOUNT_ID,REGION）を指定します。

manifests/deployment.yaml

...
    spec:
      containers:
      - name: demo-keda
        image: <レジストリ名>/<リポジトリ名>:<バージョン>
        env:
        - name: ACCOUNT_ID
          value: "<AWSアカウントID>"
        - name: REGION
          value: "<リージョン>"

4.2 マニフェストを反映

cd manifests
kubectl apply -f .

4. 確認

AWS管理コンソール上でSQSにテストデータを送信し、しばらく待つとPodが起動してログが出力されます。

SQSに「test1」を送信した場合の例

kubectl get po
NAME                         READY   STATUS    RESTARTS   AGE
demo-keda-57d484c7cb-lqxc7   1/1     Running   0          14s

kubectl logs demo-keda-57d484c7cb-lqxc7 -f
receive message ...
test1

また、その後しばらく放置すると、Podが自動的に停止します。（DeploymentのPod要求数が0になる）

5. サンプルアプリケーションの削除

cd pod-autoscaler/sample/manifests
kubectl delete -f .

ECRおよびSQSについてはAWS管理コンソールから削除します。