「気象データ変換ツール for ArcGIS Pro」 は、気象庁が保有し気象業務支援センターが提供する気象データを読み込み、ラスター(TIFF形式) へ変換を行う ArcGIS Pro 用のジオプロセシング ツールで、ArcGIS Pro を利用するライセンスをお持ちの方がご利用可能です。
ArcGIS Desktop をご利用の場合は、各バージョンに対応した「気象データ変換ツール」をご利用ください。
[参考] ArcGISブログ: 気象データ変換ツール 10.8 対応版をリリース
- 2024/02/20 : 「気象データ変換ツール for ArcGIS Pro」 を公開
- 2024/03/03 : ジオプロセシング ツール(
MetConv_toolbox.pyt
)とZIPファイルの更新 - 2024/03/08 : 「気象データ変換ツール for ArcGIS Pro」 をバージョン 1.1.0 に更新
- 出力する TIFF を
圧縮なし
からLZW圧縮
に変更 - 解析雨量(RAP)のインポート でピクセル座標のずれが生じている件に対応
- 利用ガイドの更新
- 出力する TIFF を
- 2024/03/28 : 「気象データ変換ツール for ArcGIS Pro」 をバージョン 1.1.1 に更新
- 日本語パスや半角スペースを含むディレクトリへツールを配置した際、変換に失敗する件に対応
- 2025/05/23 : 変換した気象データ(ラスターデータ)をメッシュ ポリゴンに変換するジオプロセシング ツール(
RasterConv_toolbox.pyt
)を追加
「気象データ変換ツール for ArcGIS Pro」は、ArcGIS Desktop の気象データ変換ツールから一部機能を移植したコンソールアプリケーション(met_cnv.exe
)と、そのコンソールアプリケーションをジオプロセシング ツールとして呼び出しするためのPython toolbox (MetConv_toolbox.pyt
) から構成されています。
また、ツールボックス内には、変換対象の気象データに応じた次の9種類のジオプロセシング ツールで構成されています。
ジオプロセシング ツール | MetConv_toolbox.pyt |
---|---|
解析雨量(RAP)のインポート | Import JMA Analysis Rap |
解析雨量/速報版解析雨量のインポート | Import JMA Analysis |
降水ナウキャストのインポート | Import JMA Nowcast |
降水短時間予報/速報版短時間予報/降水15時間予報のインポート | Import JMA Forecast |
高解像度降水ナウキャストのインポート | Impotr JMA High Resolution Nowcast |
全国合成レーダーのインポート | Import JMA Radar |
土砂災害警戒判定メッシュのインポート | Import JMA Dosha Mesh Analysis |
土壌雨量指数/高頻度化土壌雨量指数のインポート | Import JMA Soil water index Analysis |
土壌雨量指数予測値/高頻度化土壌雨量指数予測値のインポート | Import JMA Soil water index Forecast |
「気象データ変換ツール」で対応していたメッシュ ポリゴンへの変換 の代替として、変換した気象データ(ラスターデータ)をメッシュ ポリゴンに変換するジオプロセシング ツールを含む、Python toolbox (RasterConv_toolbox.pyt
) を2025年5月に追加しました。
ただし、汎用的なラスターをメッシュポリゴンに変換するツールのため、出力される属性はラスター → ポイント (Raster to Point) と同様、入力ラスターのセル値 (VALUE フィールド) のみです。
ジオプロセシング ツール | RasterConv_toolbox.pyt |
---|---|
ラスターからメッシュポリゴンへ変換 | ー |
本ツールの動作環境は、以下の通りです。
-
OS: ArcGIS Pro 3.1 のサポートされているオペレーションシステム に準じる
-
ArcGIS: ArcGIS Pro 3.1 以上(3.1.3 で動作確認)
-
Microsoft .NET:
- コンソールアプリケーションの要件:.NET Framework 4.8(Windows 11, Windows 10 May 2019 Update以降には含まれています)
- ArcGIS Pro 3.1 のソフトウェア要件:Windows x64 インストーラーを使用した、Microsoft .NET Desktop Runtime 6.0.5 またはそれ以降のパッチ リリース (6.0.6 など) が必要
※ ArcGIS Pro 2.x や ArcGIS Pro 3.0 等でも問題なく動作するとは思いますが、ArcGIS Pro 3.1.3 の環境で動作確認を行っているため、上記環境でのご利用を推奨いたします。
「気象データ変換ツール for ArcGIS Pro」をダウンロードし、任意の場所にZIPファイルを解凍した上でご利用ください。
インストール・アンインストール、操作方法や仕様に関する詳細は、一緒に配布している 気象データ変換ツール for ArcGIS Pro 利用ガイド をご参照の上、ご利用ください。
- [MeteorologicalConversinTool] フォルダーに含まれる「気象データ変換ツール for ArcGIS Pro( コンソールアプリケーション:
met_cnv.exe
と Python toolbox:MetConv_toolbox.pyt
,RasterConv_toolbox.pyt
)」は、サンプルとして提供しているものであり、動作に関する保証、および製品ライフサイクルに従った Esri 製品サポート サービスは提供しておりません。 - 同様に [Meteorological_sample_script] フォルダーに含まれるフィールド演算式、Python ノートブック もサンプルとして提供しているものであり、動作に関する保証、および製品ライフサイクルに従った Esri 製品サポート サービスは提供しておりません。
- 上記記載の本ツール、フィールド演算式、Python ノートブック によって生じた損失及び損害等について、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
- 弊社で提供しているEsri 製品サポートサービス では、本ツール、フィールド演算式、Python ノートブック に関しての Q&A サポートの受付を行っておりませんので、予めご了承の上、ご利用ください。詳細は ESRIジャパン GitHub アカウントにおけるオープンソースへの貢献についてをご参照ください。
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